
猫砂ってお店に行くと本当にたくさん並んでいて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
「紙? 木? それとも鉱物系?」とパッケージを見比べても、実際に使ってみないとわからないことばかり…。
「掃除がしやすいのは?」「匂いが気にならないのは?」「猫ちゃんが嫌がらないのは?」
そんな疑問を持つのは、飼い主さんみんな同じです。
そこで今回は、猫砂の種類ごとの特徴と良い点をまとめました。
これを知っておくと、自分の暮らしや猫ちゃんの性格に合った猫砂が選びやすくなります。
猫砂の主な種類
1:鉱物系(ベントナイトなど)
2:紙系
3:木系(おがくず・木製ペレット)
4:シリカゲル系
5:おから系
猫砂だけでこんなにも種類があります。
鉱物系(ベントナイトなど)
まず、代表的なのがこの鉱物系の猫砂になります。
鉱物系の一番の強みは、水分を含むとしっかり固まるところです!猫のおしっこやうんちをした部分だけを取り除けばよく、掃除がとてもラクなのが大きな特徴です。
鉱物系の良い点
- 固まりやすい:しっかりと固まるのでスコップで簡単にすくえる。
- 消臭力が高い:尿や糞のにおいを吸収しやすく、におい対策に効果的。
- 価格が比較的安い:ほかの猫砂に比べて手頃なものが多く、入手しやすい。
鉱物系の悪い点
- 重量がある:ゴミ出しや持ち運びのときに重く感じやすい。
- トイレに流せない:水に溶けないため、燃えるゴミとして処分が必要。
こんな人におすすめ!
「掃除のしやすさ」を重視する人
「におい対策」をしっかりしたい人
「コスパの良さ」を求める人
紙系
紙系の猫砂は、再生紙やパルプなどを原料に作られた軽量タイプの猫砂です。環境にやさしく扱いやすいため、最近では人気が高まっています。
紙系の良い点
- とても軽い:袋の持ち運びや補充、ゴミ出しがラク。
- 処分しやすい:燃えるゴミとして出せるほか、水洗トイレに流せるタイプもある。
- 粉が舞いにくい:鉱物系に比べて粉塵が少なく、部屋が汚れにくい。
紙系の悪い点
- 固まりにくい商品もある:種類によってはしっかり固まらない場合がある。
- 消臭力は控えめ:鉱物系やシリカゲル系ほど強力ではない。
- 猫の好みが分かれる:紙の質感を嫌がる猫もいる。
こんな人におすすめ!
ゴミ出しや持ち運びの手軽さを重視する人
トイレに流せる猫砂を探している人
小さなお子さんや猫の健康に配慮し、粉塵の少なさを重視する人
木系(おがくず・木製ペレット)
木系の猫砂は、おがくずや木の繊維を固めたもので、自然素材を使っているのが大きな特徴です。ペレット状やチップ状など形もさまざまで、ナチュラル志向の飼い主さんに人気があります。
木系の良い点
- 自然素材で安心:化学物質を使わない商品も多く、猫や人にやさしい。
- 消臭力が高い:木の繊維や香りが尿や糞の匂いを吸収してくれる。
- 軽くて扱いやすい:鉱物系に比べるとゴミ出しがラク。
- 環境に配慮:再生資源を使っていることが多く、エコ志向に合う。
木系の悪い点
- 固まりにくいものが多い:鉱物系ほどカチッとは固まらない。
- 粉が出る場合がある:おがくずタイプは猫が掘ると細かい粉が舞いやすい。
- 好みが分かれる:木の香りや質感を嫌がる猫もいる。
こんな人におすすめ!
自然素材やエコを重視する人
消臭力を重視したい人
重い猫砂の持ち運びや処分に困っている人
シリカゲル系
シリカゲル系の猫砂は、透明や白い粒状のシリカゲルを使ったタイプです。
水分を吸収し、匂いの原因となる成分を閉じ込めるため、強力な消臭力と長持ちする使用感が特徴です。
シリカゲル系の良い点
- 消臭力がとても高い:アンモニア臭をしっかり抑えてくれる。
- 長持ちする:少量でも長期間使えるため交換頻度が少ない。
- 粉が舞いにくい:粒が大きめで固まらないため、空気中に舞い散りにくい。
- 清潔感がある:見た目が白や透明で、汚れがわかりやすい。
シリカゲル系の悪い点
- 固まらない:排泄物の部分をまとめて取り除くことはできない。
- 猫の好みが分かれる:ザクザクした感触を嫌がる猫もいる。
- 価格がやや高め:紙系や鉱物系と比べるとコストが高い場合がある。
- 誤食に注意:好奇心旺盛な猫が粒を食べてしまうこともある。
こんな人におすすめ!
におい対策を最優先にしたい人
掃除の手間を減らしたい人(交換回数が少ない)
部屋を清潔に保ちたい人
おから系
おから系の猫砂は、豆腐を作るときに出る大豆のおからを再利用して作られたタイプです。食品由来の自然素材なので、安全性が高く環境にもやさしいのが魅力です。近年人気が高まっている猫砂のひとつです。
おから系の良い点
- 自然素材で安心:猫が誤って口にしても大きな害になりにくい。
- 消臭力がある:大豆の成分が匂いを吸収しやすい。
- 軽量で扱いやすい:ゴミ出しや補充がラク。
- 処分しやすい:水洗トイレに流せるタイプや、燃えるゴミとして出せるタイプがある。
- エコ素材:食品廃材を再利用しているため環境にもやさしい。
おから系の悪い点
- 粉が出やすい:崩れやすく、粉が舞いやすい。
- 湿気に弱い:湿気を吸いやすいため、保管場所に注意が必要。
- 匂いに敏感な猫は嫌がることも:大豆の独特な匂いが苦手な子もいる。
- 虫が寄りやすい場合がある:保存方法を誤ると害虫が寄ってしまうことがある。
こんな人におすすめ!
自然素材や安全性を重視したい人
環境に配慮したい人
処分の手軽さを求める人
まとめ
猫砂には色々な種類があって、それぞれ良い点も悪い点もありますが、ざっくりまとめるとこう考えるとわかりやすいです。
- 掃除のしやすさ重視なら → 鉱物系
- 軽さや処分の手軽さ重視なら → 紙系
- 自然素材・エコ志向なら → 木系やおから系
- におい対策を最優先したいなら → シリカゲル系
結局のところ、猫ちゃんの好みと飼い主さんのライフスタイルに合ったものを選ぶのが一番です。
また個人的なおすすめとしては、鉱物系の猫砂が無難だと思います。猫の好みもありますが、猫砂の中でもスタンダードで掃除もしやすいため初心者さんや失敗したくない!って方はぜひ参考にしてみてください!

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