
キャットフードを選ぶとき、「価格が高いから良い」「安いから悪い」とは一概に言えません。
大切なのは、どんなときも猫の健康と幸せを第1に考えてつくられているかどうかです。猫に必要な栄養がしっかり含まれ、安全性にも配慮され、さらに食べやすさや美味しさまで工夫されているフードこそ、本当に信頼できるキャットフードだと言えます。
今回は、『コスパ』よりも『素材』を優先して厳選しました。多少コストがかかってもいいがとにかく良いキャットフードをあげたいという方にお勧めです。そんな商品を5つ紹介していきます!
カナガンキャットフード チキン・サーモン
カナガンキャットフードのチキン・サーモンは、猫の健康を考えたプレミアムフードです。
チキンとサーモンを主原料にしているため、動物性たんぱく質が豊富で、筋肉や体力の維持に役立ちます。
サーモンに含まれるオメガ3脂肪酸は皮膚や被毛の健康をサポートし、毛並みを美しく保つ効果も期待できます。また、小麦やトウモロコシといった穀物を使わないグレインフリー設計になっており、消化に優しく、食物アレルギーを持つ猫にも安心です。
さらに、香料や着色料といった不要な添加物を使用していないので、安全性を重視する飼い主さんにも安心して選ばれています。
全年齢に対応しているため、子猫からシニア猫まで同じフードを与えることができ、多頭飼いの家庭でも使いやすいのが魅力です。匂いが強めで食いつきが良いという声も多く、好き嫌いのある猫にも試してみる価値があります。
イギリス産高級グレインフリーキャットフード『カナガン』
GRANDS(グランツ)

GRANDS(グランツ)は、「無添加・グレインフリー(穀物不使用)」をウリにしたプレミアムキャットフードです。
動物性原材料(チキンやサーモン)が全体の成分の中で高割合を占めており、良質なたんぱく源を重視して設計されています。人工香料や着色料、保存料などは極力使わず、素材そのものの味と香りを大切にする方針です。
また、尿路系の健康を意識して、クランベリーやブルーベリーを配合しているのも特徴です。
これらは膀胱壁に細菌が付着するのを防ぐ作用が期待され、尿路ケアのサポート成分として利用されています。加えて、関節サポートや被毛ケアを意識して、グルコサミン・コンドロイチン、オメガ3脂肪酸、各種ビタミン・ミネラルも含まれており、総合的な健康を支える構成になっています。
成分面を見ると、100gあたりおよそ「たんぱく質 32 %、脂質 16 %、水分 10 %」あたりという構成(商品によって若干の違いあり)という設計も多く見られ、カロリーは比較的標準〜やや控えめな範囲です。
また、マグネシウム含有量を低めに抑えるなどの工夫も見られ、下部尿路の健康リスクを軽減しようという配慮がされています。
GRANDS は複数のフレーバー展開がされており、チキン、サーモン、チキン&サーモンなどを用意しているため、ローテーションしやすく、飽きにくさも意識されている設計が特徴のひとつです。
送料無料、980円で試せる!プレミアムグレインフリーキャットフード GRANDS(グランツ)サンプルアランズナチュラルキャットフード
アランズナチュラルキャットフードは、イギリス発のプレミアムキャットフードで、「自然派・シンプルなレシピ」を特徴としています。
人工的な香料や着色料、保存料を使わず、必要最低限の原材料で作られているため、添加物を気にする飼い主さんに安心感があります。
動物性たんぱく質にはチキンを使用し、シンプルながらも猫に必要なたんぱく質をしっかり摂れるよう配合されています。
また、穀物は使わず、炭水化物源としてサツマイモなどを採用しているため、消化がしやすく、食物アレルギーに配慮されています。
さらに、ハーブ類や野菜など自然由来の素材が加えられており、腸内環境や全体的な健康をサポートするよう設計されています。香りが強すぎず、あっさりとした食べ心地なので、派手さはないけれど飽きにくく、長く与えやすいフードといえるでしょう。
一方で、チキンをベースにした単一たんぱく質の設計なので、鶏肉にアレルギーを持つ猫には向かない場合があります。また、シンプルな分、嗜好性(食いつき)で強く惹きつけるような香りや味わいは控えめで、グルメな猫には合わないこともあります。
自然素材にこだわった『アランズナチュラルキャットフード チキン&ターキー』アカナ・オリジン
アカナ(ACANA)の特徴
アカナはカナダ生まれのフードで、「地元産の新鮮な食材を使用すること」と「高たんぱく・低炭水化物」を基本方針にしています。主原料はチキンやターキー、魚など動物性食材で、穀物は使わないグレインフリー設計です。
野菜やフルーツも配合しており、バランスの取れた栄養を自然な形で摂れるように作られています。カロリーや脂質は控えめなシリーズも多く、室内飼いの猫や体重管理が必要な猫に向きやすい点も特長です。
ただし、タンパク質量はオリジンよりやや低めに抑えられており、その分消化負担が軽減されるため、幅広い年齢の猫に与えやすいフードといえます。
オリジン(Orijen)の特徴
オリジンは、アカナと同じメーカーが手掛ける上位ラインで、「高たんぱく・高肉率」を極めたフードです。原材料の約8割が肉や魚といった動物性たんぱく質で構成されており、猫本来の食性に非常に近いレシピとなっています。サーモン、イワシ、チキン、ターキーなど複数の動物原料を組み合わせ、栄養価のバランスを取ると同時に、食いつきの良さも重視されています。
一方で、たんぱく質が非常に高いため、腎臓や消化器に負担がかかる可能性もあり、シニア猫や腎臓疾患を持つ猫には注意が必要です。
ペットフードのアカナ・オリジンPAW’S GREEN DELI
PAW’S GREEN DELI は、「国産・無添加・ヒューマングレード素材」にこだわったペット向けフードブランドです。
原材料はすべて人間が食べられるレベルのものを使い、保存料・香料・着色料など不要な添加物は極力排除して作られています。製造は日本国内で、自社管理体制のもとで品質を徹底しており、魚などはどの船で水揚げされたかまで追えるトレーサビリティも備えています。
このブランドにはいくつかのシリーズがあって、主食として使える総合栄養食タイプの「グルメデリ 総合栄養食」や、おかず・トッピング用の「グルメデリ」、さらに「腸・ヘルスケア」タイプなど、猫の健康状態や目的に応じて選べる設計になっているのが特長です。
最近では、総合栄養食のフリーズドライタイプも登場していて、少量パックや使いやすい形状で使い勝手にも配慮されています。
素材面では、魚(マグロなど)は水銀リスクを抑えるため小型個体を選ぶなど、安全性への配慮もされています。また、成分としてはタンパク質含有量が高めで、脂質や繊維のバランスも意識された設計になっているとのレビューもあります。
【PAW’S GREEN】まとめ
1:カナガン 高たんぱくでグレインフリー、チキンやサーモンを使い毛艶や健康維持をサポートする王道のプレミアムフード。
2:グランツ 無添加・グレインフリーに加え、クランベリーなどで尿路ケアにも配慮しており、健康意識の高い設計。
3:アランズナチュラルキャットフード シンプルなチキン主体のレシピで、自然派・無添加にこだわる飼い主さんに安心感がある。
4:アカナ・オリジン 高たんぱくで低炭水化物、幅広い猫に合いやすく、オリジンはさらに肉率が高く活動的な猫向けですが、腎臓やコスト面に注意が必要。
5:PAW’S GREEN DELI 国産・ヒューマングレード素材にこだわり、総合栄養食からトッピング用までラインナップが豊富で、安心感と食いつきがいい。
どのフードも共通して言えるのは、「素材にこだわり、猫の健康を第一に考えている」という点です。
最終的には、猫の年齢や体質、そして飼い主さんが重視する「食いつき・健康・安心・価格」などのバランスで選ぶのがベストです。


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